
ロール曲げ
鋼板のロール曲げ:最小径・対応能力・見積もりに必要な情報
ロール曲げは、平らな鋼板を一組の動力ロールに通して円筒・円筒の一部・円錐といった湾曲したシェルに成形する加工です。本ページでは、結果を実際に左右する要素を扱います。機械がどこまで小さい径に対応できるか。板厚と幅を同時にどこまで扱えるか。板の端部になぜプレベンディングが必要か。そして、見積もりの前に加工先が何を必要とするかです。
価格を左右する要素
- 板厚
- 鋼種
- 板幅
- 目標径または半径
- 数量と段取り替えの回数
- 継ぎ目の溶接が必要かどうか
- 端部のプレベンディングが必要かどうか
見積もりに必要な情報
- 内径か外径か
- 板厚
- シェルの長さ
- 鋼種または材質記号
- 継ぎ目を溶接するかどうか
- 端部のプレベンディングが必要かどうか
- 検査証明書が必要かどうか
トレーサビリティとEN 10204証明書
- 2.1
- 2.2
- 3.1
- 3.2
鋼材購入で一般的な区分:3.1
証明書は材料に帰属するものであり、成形加工に帰属するものではありません。ロール曲げそのものはEN 10204証明書を生み出しません。本当に問われるのは、シェルへの成形を経てもトレーサビリティが維持されるか、そしてそのために部品がどのように表示されるかです。
規格で規定
出典:EN 10204 defines inspection-document types.
どこまで小さい径にロール曲げできるか
| 1パス、ロール全幅 | 3本ロール/4本ロール機 · 最小径(上ロール径の倍数):1.5 | 参考 | |
|---|---|---|---|
| 複数パス、より狭い板、より軟らかい材質 | 3本ロール/4本ロール機 · 最小径(上ロール径の倍数):1.1 | 参考 |
板厚ではなく、機械自体のトップロール径に対する倍数として示されます。板はこのロールに巻き付くように成形されるため、実際に曲げの限界を決めるのはこのロールの径です。
板厚と幅の対応能力
| 幅広で薄い板 | 50.8 mm · 3657.6 mm | サプライヤー公表値 | |
|---|---|---|---|
| 幅狭で厚い板 | 304.8 mm · 914.4 mm | サプライヤー公表値 | |
| 汎用範囲 | 2.66 mm · 12.7 mm · 2438.4 mm | サプライヤー公表値 |
参考値です。材質・板・使用機械ごとに実現可能な径・板厚・幅は加工先にご確認ください。
端部の平面部とプレベンディング
| 両端の平面部(板厚の倍数) | 1.5 – 3 |
|---|
プレベンディングを行わないと、板の両端にロールされない平面部が残ります。先端と後端を予備曲げすればなくなります。
参考








