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切断加工
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切断加工

鋼材の切断加工:公差、のこ盤の種類、見積に必要な情報

切断加工は、仕様をご提示いただき、加工業者が切断済みの材料を納める受託サービスです。このページでは結果を実際に左右する点を扱います。ご使用の断面にどののこ盤が適するか、現実的に保持できる公差はどの程度か、切断で失われる材料はどれだけか、そして確実な見積のために業者が必要とする情報は何かです。

実現可能な公差

加工方法形状公差
帯のこ盤(バンドソー)棒鋼・形鋼200 mm上限±2 mmサプライヤー公表値出典:Gemmel-Metalle, published tolerance table (DIN ISO 2768-1 class c)
板材用のこ盤厚板3 mm下限±0.3 mmサプライヤー公表値出典:Gemmel-Metalle, published tolerance table
せん断薄板—±0.5 mmサプライヤー公表値出典:Gemmel-Metalle, published tolerance table
精密切断丸棒—±0.13 mm 精密加工分野では±0.013 mmまでサプライヤー公表値出典:TCI Precision Metals — precision/aerospace segment, NOT a general sawing figure

DIN ISO 2768-1(クラスc)に基づく評価です。 目安の値です。ご使用の鋼種・断面・数量で実現可能な公差は加工業者にご確認ください。

材料に応じたのこ盤の選定

帯のこ盤(バンドソー)

最適用途:大径の中実丸棒

帯状の刃が全長にわたって熱を分散するため、各刃は切り込みから抜けるまでの間に冷却されます。

参考

出典:Trade consensus across supplier pages; the continuous blade spreads heat over its length, so the tooth cools between entry and exit.

丸のこ盤(コールドソー)

最適用途:小・中断面での直角できれいな切断

標準径:Ø25–125 mm

参考

出典:Trade consensus; low RPM / high torque worm-gear drive.

切断砥石

この点について業界共通の基準はなく、加工業者ごとに異なります。

参考

出典:⛔ NOT ESTABLISHED in the sources reviewed. The page must NOT state specifics here until sourced.

切り代と材料ロス

1回の切断あたり1~3 mm

サプライヤー公表値

出典:Stahlportal — minimum scrap allowance per cut

価格を左右する要素

  • 材料の厚さ
  • 鋼種
  • 切断の複雑さ(直角か斜めか)
  • 総数量
  • 要求公差
  • 仕上げ(バリ取り・面取り)

見積依頼に必要な情報

  • 鋼種または材料番号
  • 形状と寸法
  • 切断長さと数量
  • 要求公差
  • 斜め切断や複雑形状の場合は図面
  • ミルシート(検査証明書)の要否
  • 納入先と希望納期

トレーサビリティと EN 10204 証明書

  • 2.1
  • 2.2
  • 3.1
  • 3.2

鋼材購入で一般的な区分:3.1

証明書は切断ではなく材料に帰属します。のこ切断によって EN 10204 の証明書が生じるわけではなく、実際の論点は切断後もトレーサビリティが保たれるか、そのために各材にどのような表示を行うかです。

規格で規定

出典:EN 10204 defines inspection-document types.

サービス

切断加工ではどの程度の公差が可能ですか。
使用する鋸と断面によって異なります。おおよそ200 mmまでの棒材や形鋼では、バンドソーで一般に±2 mm、板厚3 mm以上の板材の切断でおよそ±0.3 mm、薄板のシャーリングでおよそ±0.5 mmとされ、いずれもDIN ISO 2768-1のクラスcに基づいて公表された値です。精密切断では±0.13 mmに達しますが、これは精密加工・航空宇宙分野の数値であり、一般の切断加工業者が提示する値ではありません。実際に得られる公差は、材質・断面・数量ごとに加工先へご確認ください。
帯のこ盤と丸のこ盤、どちらが適していますか。
バンドソーは大径の丸棒に適しています。連続したブレードが熱を刃全体に分散させるため、各刃は切り込みから抜けるまでの間に冷却されます。一方、通常は直径25〜125 mm程度で用いられるコールドソー(円盤鋸)は、小・中断面において、より清浄で直角度の高い切断面が得られます。砥石切断については裏付けのある情報がないため、推測を述べるよりも触れないことを選びます。どの方式を用いるか、その理由とあわせて加工先にご確認ください。
見積にはどのような情報が必要ですか。
材質記号または材料番号、形状と寸法、切断長さと数量、そして実際に必要な公差をお知らせください。斜め切りや複雑な切断の場合は図面を添付し、検査証明書の要否を明記し、納入先住所と希望納期をお伝えください。この7点がそろって初めて、価格帯ではなく確定価格の回答が可能になります。
支給材の切断は可能ですか。
支給材の切断は一般的に行われていますが、受け入れの可否と、責任範囲・端材・トレーサビリティに関する条件は加工先によって異なります。発送前にご確認ください。材料に検査証明書が付いている場合は、トレーサビリティが途切れないよう、切断片にどのようなマーキングを行うかも同じ問い合わせで確認してください。
EN 10204 3.1 の証明書は発行されますか。
これは正確に確認しておく価値のある点です。EN 10204は検査文書として2.1、2.2、3.1、3.2を定めており、鋼材調達では通常3.1が用いられます。ただし切断そのものが証明書を発行するわけではなく、証明書は材料に帰属します。重要なのは、切断作業を経てもトレーサビリティが維持されるか、また各切断片が自身の溶鋼番号と結び付いたままとなるようどのように表示されるかです。この点は加工先に直接ご確認ください。
切り代でどれだけ材料が失われますか。
1回の切断につき、切りしろとしておよそ1〜3 mmを見込んでください。1本の材料から多数の切断を行う場合はこれが積み重なるため、必要材料量の計算に必ず含めてください。刃が持ち去る分も、費用を負担している実際の材料です。
最低発注数量はありますか。
受託切断における最低発注数量に業界共通の基準はなく、加工先によって異なります。一本からでも対応する会社もあれば、小ロットの価格設定によって現実的でなくなる会社もあります。前提を置かず、問い合わせの一項目としてご確認ください。
納期はどのくらいですか。
一般的な納期を正直に示すことはできません。加工先によって異なり、さらに断面・数量・その時点の負荷状況にも左右されます。数量によっては当日切断をうたう供給元もありますが、それは特定の1社の提供条件であり、計画の前提とすべき基準ではありません。見積もりとあわせて確定納期を求めてください。
バリ取りは行われますか。
この点に業界共通の基準はありません。バリ取りを行うか、また、それが価格に含まれるか別途費用となるかは加工先によって異なります。当然に含まれるものではないため、エッジのバリ取りや面取りが必要な場合は問い合わせに明記してください。価格を動かす要因の一つです。
斜め切断は依頼できますか。
斜め切りは一般的な依頼ですが、直角切りに比べて公差を保つのが難しく、時間もかかります。切断の複雑さが価格を左右する要因の一つとされるのはこのためです。文章で説明するのではなく、角度と必要な公差を記した図面をお送りください。
のこ切断とレーザー・プラズマ切断の違いは何ですか。
鋸切断はブレードによって機械的に材料を除去するため、およそ1〜3 mmの切りしろが生じる一方、実質的に問題となる熱影響部は生じません。レーザーやプラズマなどの熱切断は溶融または燃焼によって切断するため、切断端面の状態とそのすぐ内側の材料が変化します。定尺切断であれば鋸切断が一般的な選択であり、熱切断はブレードでは追随できない輪郭や異形の加工で本領を発揮します。
鋼材の切断加工の費用はどのくらいですか。
受託切断は単一の単価で決まるものではないため、ここで金額を示せばかえって誤解を招きます。価格を左右するのは、材料の厚さ、鋼種、直角切りか斜め切りか、総量、要求公差、そしてバリ取りや面取りといった仕上げの有無です。問い合わせチェックリストの7項目をお送りいただければ、価格帯ではなく確定価格の回答が可能になります。

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